対策 / 定点観測
定点観測法(購読誌の読み方と記録)
決まった雑誌を定期購読して読み続け、専門分野の論理的思考と応用能力のための知識を蓄える方法。 月 2 本を読み、内容は既存の引き出し(用語・導出・観点・リスク・テーマ)へ分解して置く。 このページには購読先と読んだ記事の一覧だけを置く。要約本文はここに書かない。
購読先
| 誌名 | 頻度 | 読む対象 | 主な落とし先 |
|---|---|---|---|
| 電子情報通信学会誌 | 月 1 | 解説記事 1 本 | 用語・導出・観点 |
| 日経エレクトロニクス | 月 1 | 特集 1 本 | テーマ・観点・リスク |
役割分担は、学会誌が専門の深さ(選択科目 II・III)、日経エレクトロニクスが時事の広さ (必須科目 I・III)。3 本目は半年運用して不足を感じてから足す。
読み方(1 冊 70 分)
1 冊を通読しない。通読で残るのは「見たことがある」レベルの記憶で、手書きの答案には 出てこない。試験で使えるのは自分の言葉で 200 字に書き下した状態だけである。広く拾う作業と、深く書く作業を分ける。
- 目次とリード文を流し読みする(10 分)。 いま何が話題かを掴むだけ。 書かない。記録もしない。
- 深読みする記事を 1 本選ぶ(下の選び方)。
- 記事を読む(1 時間)。200 字ブロックを 2〜3 個切り出す。型は 結論 → 理由 → 具体 → まとめ。
- 各ブロックを下の落とし先ルールに従って既存の引き出しへ置く。
- 記事ログに 1 行追記する。
記事全体の要約は作らない。試験で使えるブロックの形でだけ残す。
深読みする記事の選び方
所属部会や連載の看板では選ばない。電子応用の出題範囲に当たるかだけで選ぶ。 部会で先に絞ると、範囲内の記事を取りこぼす。
| 優先度 | 領域 | 例 |
|---|---|---|
| 最優先 | 高周波・無線 | インピーダンス整合、検波、LNA、アンテナ、電波伝搬、レーダー |
| 優先 | センサ・計測・信号処理 | A/D 変換器の指標、ジャイロ、超音波、温度計測、変復調 |
| 優先 | デバイス・回路・電源・制御 | MOSFET/GaN、PLL、電源回路、PID |
| 後回し | 情報・システム寄り | 電子応用の専門性に落とせないもの。I・III のテーマ側で拾う |
該当する記事が無い号は、無理に選ばない。流し読みだけで終え、深読みは過去号の解説に 振り替える。記事ログにも残さない。
誌別の運用
電子情報通信学会誌 — 深さ
- 落とし先は用語・導出が中心。数式が主役なら導出ノートにする。
- 解説は最新研究寄りで、II-1 で問われる基礎用語とはズレることがある。そのときは記事そのものを覚えようとせず、記事をきっかけに基礎用語を引き出しへ落とす。 例えばビームフォーミングの解説なら、書くのはアレー利得とグレーティングローブの 定義と対比の方である。
日経エレクトロニクス — 広さ
- 特集だけを読む。短いニュース記事は追わない。時間が溶ける割に答案に残らない。
- 拾うのは原理ではなく、なぜ今それが課題か・誰が困るか・産業や制度の動き・ 解決策とその副作用。
- 落とし先はテーマが主。既存のテーマに該当すれば事例として追記し、無ければ予想テーマ として新しく立てる。副作用・新たな懸念はリスクへ。
- 社名・製品名・個別の数値は書かない。技術要素と一般論に置き換える(下の公開範囲)。
落とし先ルール
記事 1 本は複数の引き出しに分かれるのが普通。1 記事 1 ページにしない。
| 記事に含まれていたもの | 落とし先 | 書き方 |
|---|---|---|
| 新しい技術用語・原理 | 用語または導出 | 用語は「定義 → 原理 → 用途 → 混同されやすい概念との対比」。数式が主なら導出ノート |
| 社会課題としてのテーマ(半導体戦略・SDV・エッジ AI 等) | テーマ | 電子応用での絡め方を必ず 1 段落付ける |
| 課題を見る切り口 | 観点 | 該当観点のページに事例として追記。新観点は作らない |
| 解決策の副作用・新たに生じるリスク | リスク | 「解決策 → 生じる問題 → 対応」の形で追記 |
記事ログの「落とし先」列には、置いた先へのリンクを列挙する。用語・導出の個別ノートは /<slug>/、観点は /viewpoints/<slug>/、リスクは /risks/<slug>/、テーマは /themes/<slug>/。
公開範囲
サイト方針と同じ。個別の業務内容・数値・組織名は書かない。記事の内容を自社案件と 結びつけた記述は置かない。一般論だけをサイトに残す。
記事ログ
| 読了日 | 誌名 | 号 | 記事名 | 落とし先 | 備考 |
|---|
(記録なし)